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気になる頭痛、あなたはどのタイプ? ~慢性頭痛と上手に付き合う方法~

   

気になる頭痛、あなたはどのタイプ? ~慢性頭痛と上手に付き合う方法~

日本では、およそ4000万人が何らかの頭痛に悩んでいるといわれています。頭痛には、命にかかわる危険なタイプもありますが、大部分の頭痛は特別の治療がいらない慢性頭痛です。慢性頭痛と上手に付き合う方法を考えてみましょう。

激しい頭痛は危険信号!直ちに病院へ

頭痛にはさまざまなタイプがあり、「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」などの“慢性頭痛”と、「くも膜下出血」「脳腫瘍(のうしゅよう)」「髄膜炎(ずいまくえん)」など、脳の重大な病気にともなう “危険な頭痛”の2種類に大別することができます。

慢性頭痛は、いわゆる“頭痛もち”の頭痛で、命にかかわることはありません。それに対して危険な頭痛は、一刻も早く治療を受ける必要があります。
バットで殴られたような頭痛が突然起こったり、痛みが徐々に強まっていったり、手足のしびれをともなったりするようなことがあれば、すぐに病院へ行きましょう。

ズキンズキンと痛む「片頭痛」

女性に多いタイプが片頭痛です。名前の由来は頭の片側が痛むこととされていますが、実際には片頭痛の人の4割は、頭全体の痛みを経験しています。
症状は「予兆期」「前兆期」「頭痛期」「回復期」の4つに分けることができます。

予兆期には「空腹感」「あくび」「イライラ」「光や音に敏感」、前兆期には「キラキラした光、ギザギザした光が見える」「視界が欠ける」、頭痛期には「心臓の拍動に合わせたようにズキンズキンと痛む」「吐き気」「肩こり」「首筋の痛み」「光や音にさらに敏感になる」などの症状が起こります。
歩行や階段の上り下りなど日常の動作で痛みが増し、寝込んでしまう人も多くみられます。吐いたり、眠ったりしたあと翌朝には少し楽になるなどの回復期を経て、正常に戻ります。片頭痛が起きる誘因として、睡眠不足、睡眠過多、ストレス、空腹、音や光など強い刺激にさらされるなどがあげられます。

赤ワインやチョコレートなど、特定の食品をとると起こる人もいます。片頭痛が起こったら、暗く静かな場所で横になること。入浴、飲酒は片頭痛を悪化させるので避けてください。

締めつけられるように痛む「緊張型頭痛」

頭全体が締めつけられるように痛むのが緊張型頭痛です。痛みの程度は片頭痛より軽く、寝込むほどではありません。緊張型頭痛は頭、首、肩に広がる筋肉の張りやこりが原因と考えられており、車の運転やパソコンの作業などで同じ姿勢を長時間続けたあとによく起こります。仕事終わりや夕方に痛むことが多いのも特徴です。

緊張型頭痛が起こったら、肩や腕のストレッチ体操をしたり、ぬるめのお風呂にゆっくり入って体を温めてリラックスするとよいでしょう。温めたタオルで首や肩を直接温めることでも改善が望めます。

決まった時間に痛くなる「群発頭痛」

群発頭痛はおおむね決まった時間帯に頭痛が起こり、片方の目の奥が強く痛み、痛む側の目から涙が出る、鼻づまりがするなどの症状が特徴です。1~2カ月間、ほぼ毎日起こります。患者数は少ないですが、通常の鎮痛薬が効かないことから、本人が群発頭痛について知識を得て対処する必要があります。

「頭痛ダイアリー」で頭痛を攻略

背後に病気がなく、頭痛が1カ月に数日間でおさまり、市販の頭痛薬で軽くなるのであれば、それでやり過ごすこともできますが、慢性頭痛には群発頭痛のように通常の鎮痛薬が効かないタイプもあります。

また、ひどい片頭痛を繰り返す人は、薬の量が多くなりがちです。市販の薬を安易に頻繁に使い続けると、脳の感受性が増して、少しの刺激でも頭痛が起こりやすくなり(薬物乱用頭痛)、その痛みを止めるためにまた薬を使ってしまうという悪循環を起こすことがあるので注意が必要です。

頭痛攻略法の手始めは、頭痛をじっくり観察することです。頭痛の起こった日時、どのような痛みか、薬は飲んだかなどを記録すると、自分のタイプが分かってきます。それをもとに適切な治療を受ければ頭痛を軽くすることが期待できます。「体質だから」とあきらめないで病院で相談しましょう。記録に便利な「頭痛ダイアリー」は、一般社団法人・日本頭痛学会のホームページなどからダウンロードできます。

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