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和の色の名前を愛でる 【2016/05/13】

      2016/05/13

日本の伝統色は多彩で、名前にも趣きがあります。先人たちは微妙な色合いを使い分け、巧みに組み合わせて、暮らしに華やぎを添えていました。季節の移ろいを見つめる視点や繊細なネーミング感覚を、日常生活やビジネスにも生かしてみましょう。

平安女性のカラーコーディネート

平安時代、宮中の女性たちは色を重ね合わせるカラーコーディネートを楽しんでいました。色の違う薄い衣を2枚重ねると、ハーフトーンの色合いが浮かび上がる特質を利用したものです。

春は白と赤で「桜」。二色重ねると、淡い桜の花が咲いたような印象を与えます。夏は青と紅で「菖蒲(しょうぶ)」、秋は黄と淡青(うすきあお)で「残乃菊」。冬が訪れると、白と青で「松の雪」。松の枝先に降り積もった淡雪が目に浮かぶようです。

「藤色」「あやめ色」「露草色」「ききょう色」「紫苑(しおん)色」など花を題材にした色の名前が花盛り。身近な花を観察してみましょう。

現代と同様、新しい色使いが考案され、女性たちの関心を集めました。

和の色の名前を愛でる

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