ルパン3世とすき焼き
日本のアニメーションは世界的にも知られているが、その中でも「ルパン三世」のシリーズはよく知られている作品の一つだ。原作よりもアニメーションの方が認知度が高い。原作者のモンキー・パンチも1作だけアニメーションを監督をしているが、ほぼ原作のストーリー展開にはには関係なく、映画や単発物の作品は作られている。
最も有名なのは宮﨑駿のものだろう。ヨーロッパの架空の国、「カリオストロ」を舞台にルパンやその仲間、銭形警部などが大暴れするストーリーだ。
こんな中でも結構食べ物が出てくる場面は多い。
カリオストロ伯爵の朝食は、やはり豪華に見える。もっとも、その食事のシーンでは卵がスタンド?風の入れ物に入っていて、てっぺんを叩いて殻をスプーンで取り、それを食べるだけなのだが。
ルパンがカリオストロ公国に入国する時、車の後部座席にはインスタントのカップきつねうどんが置いてあるのが見える。城に進入する前の見張りの時にはそれを食べている。
カリオストロの街のパブのようなレストランでは、大皿に盛られたミートボールのスパゲティを相棒の次元大介とともに、奪い合いながら自分の皿に強引に取り分けるシーンも有り、このスパゲティは美味そうだ。
こんなアニメに出てくる料理を実際に作ってレシピを公開しているアニメファンもいるのだが。なかなか再現するのが難しいものもあるようだ。
話をルパンに戻すと、TVシリーズのあるシーンでキャンピングカーの中ですき焼きを食べているシーンがある。ルパンが次元の制止を振りきって、コクが出ると言ってすき焼きにビールを入れる。私もビールを入れるとコクが出ると思うが、この場合はやはり本物のビールにしたいものだ。肉も柔らかくなると思う。そこに峰不二子が乱入して一瞬にして去ってしまうのだが、その隙に五右衛門が鍋をかき回して肉だけ自分の器に入れる。「日本人ならネギを食え」という、ルパンの私にとっては名セリフが出るのだが。
この中に入っていたのは、大仁田ネギだったのだろうか?
今年の大仁田ネギは、太いし甘みがあって、良い出来だそうだ。
そんなことを考えると、すき焼きが食べたくなる。